最近、朝のコンビニコーヒーがちょっとした楽しみになっています。たいしたことじゃないんですけどね。
寒い朝、家を出てすぐの一杯。レジ横の機械にカップを置いて、ボタンを押して、コトコトと落ちてくる音を待つ。あの数十秒が、なんだか好きなんです。湯気が立ちのぼって、手のひらがじんわり温かくなる。それだけで、まあ今日もぼちぼちやるか、という気持ちになります。
宮城の朝は、冬じゃなくても空気がきりっとしていて。田んぼの向こうに山が見えて、霜が薄くおりた日なんかは、車のフロントガラスが白くなっていたりする。そういう朝に飲むコーヒーは、特別おいしい気がします。気のせいかもしれないけれど、気のせいでもいいんです。
銘柄にこだわりがあるわけでもなくて、その日ふらっと寄った店のを買うだけ。甘いのが飲みたい日もあれば、苦いのをそのまま、という日もある。決めすぎないのが、僕には合っているみたいです。
結局、好きなのはコーヒーそのものより、立ち止まる時間なのかもしれません。あわただしい一日の、ほんの最初のひと息。みなさんにも、そういう小さな一杯ってありますか。