国道47号を鳴子方面に向かって走ると、古川清水のあたりで暖簾と看板が目に入る。「ラーメン食堂 ホームラン」は、大崎市古川清水の国道沿いに店を構えるラーメン店だ。開業は2016年ながら、店内に一歩入ると昭和のラーメン店を思わせる懐かしい空気が漂い、老若男女が肩肘張らずに通える大衆的な雰囲気が魅力。カウンター席に加えて、小さな子ども連れでも過ごしやすい座敷席も用意されており、温かみのある落ち着いた空間でゆっくり食事ができる。国道沿いで15台ほどの駐車場を備えているため、車での立ち寄りがしやすいのも大崎市古川の地元客に重宝される理由のひとつだ。
看板メニューはゲンコツをベースにしたスープに、仙台味噌と米麹味噌を独自ブレンドした濃厚味噌ラーメンとされる。昔ながらの醤油中華そばやとんこつラーメン、濃厚ニラ南蛮味噌つけ麺など、こってりからあっさりまで揃い、その日の気分で選べるのがありがたいところ。中華そばは770円前後、濃厚味噌ラーメンやとんこつラーメンは850円前後と、価格も普段づかいしやすい設定。木曜は麺の大盛りが無料になるといったサービスもあり、通うほどに楽しみが増える。トッピングのチャーシューやメンマ、味玉の追加も手頃で、財布と相談しながら組み立てていける塩梅がちょうどよい。
この店のもう一つの楽しみが定食類だ。ラーメンと組み合わせて、自家製ソースをかけたとり唐タルタルやアジフライなどの揚げ物とご飯をセットにでき、ご飯は大・中・小から量を選べるガッツリ系。しっかり食べたい日にも満足できる構成で、育ち盛りの子どもがいる家族や、現場帰りの職人衆にも支持されている。厨房から漂う揚げ物の音と匂いに、店内は程よい活気に包まれる。接客は町のラーメン食堂らしい距離感で、常連には気さくな挨拶が交わされ、初めての客にも過剰な干渉なくすっと席に案内してくれる。忙しい昼どきでも動きに無駄がなく、テーブルの回転もスムーズだ。
立地は古川清水字新今新田、国道47号沿い。古川市街から鳴子・最上方面へ抜けるルート上にあり、車で通りかかった際に看板が目に入りやすい位置にある。駐車場15台を備えるロードサイド店として、家族連れも一人客も気兼ねなく入れる構え。田尻・三本木方面や鹿島台方面からの帰り道にも寄りやすく、大崎市古川のランチ動線の中で日常的に使われている。国道47号は鳴子温泉や中山平、最上方面へと続くドライブルートでもあるため、行楽帰りの家族連れが「昼はここで」と決めて立ち寄る使い方もはまりそうだ。国道沿いにありながら店内は意外に静かで、車の走行音が気になりにくい。
常連には、地元の勤め人、現場帰りの職人、家族連れ、鳴子方面への行き帰りに立ち寄る旅の客など、幅広い顔ぶれが並ぶ。木曜の大盛り無料、季節ごとに変わる限定麺やサイドメニューなど、通う楽しみを店側が用意してくれるのが嬉しい。運営は地域情報サイト「おおさきドリームネット」に紐づき、Instagram(@dream_net7)でも情報が発信されているので、限定情報を追いたい人はSNSを覗いておくと安心。冬場は味噌、夏場はつけ麺や冷やし系というふうに、気温に合わせて注文の流れが変わっていくのも大崎の四季を映していて面白い。年末年始や連休には、帰省した家族連れが顔を出す光景も見られる。
訪問時の注意点として、営業時間は昼を中心とした11:00〜14:30とされ、定休日は月曜(祝日の場合は翌火曜)。夜営業は行っていないとされるため、夕食利用の予定には向かない。ランチどきは混みやすく、12時前後は座席待ちが出ることもあるので、時間をずらすとゆっくり食べられる。ガッツリ系の定食を狙うなら空腹で訪ねるのが正解、逆に軽く済ませたい日は中華そば単品で十分に満足できる構成だ。閉店間際は麺やスープが売り切れる場合もあると聞くので、確実にお目当てを食べたい人は13時半までには入店したい。連休明けや悪天候の日の運営情報はSNS確認が確実だ。
味噌ラーメンについて少し掘り下げると、仙台味噌のキレと米麹味噌の丸みを掛け合わせた設計は、単純な濃さではなく、後味に微かな甘みを残す方向へ振られている印象を受ける。ゲンコツから引いたスープの厚みが下支えとなり、麺との絡みも良好。冷え込む季節の昼どき、湯気の立つ丼を前に一口すする瞬間は、大崎の冬をやり過ごすための小さな儀式のようでもある。ラードの膜が保温層となり、最後の一口までスープが冷めにくい構造も、車で北へ向かう客の身体に効く。
揚げ物側の要である鶏の唐揚げは、自家製タルタルの酸味と甘みのバランスが決め手で、ラーメン単品では物足りない胃袋を確実に埋めにかかる。定食セットで頼めば、白飯の量を大・中・小から選べる柔軟さがあり、体調や時間帯に合わせて調整が利く。アジフライの日はサクリとした衣と身のふっくらさが対比になり、これもご飯が進む。麺一杯だけでは寂しい大食漢にとって、ホームランの定食群は救世主のような存在だと感じる。
常連の使い方を眺めていると、単品派・セット派・家族取り分け派の三系統に分かれている印象を受ける。単品派は12時前の一番混む時間帯を避けて13時過ぎに現れ、静かに一杯で切り上げる。セット派は現場作業の合間に大盛り定食を頼み、白飯まで確実に空にしていく。家族取り分け派は子連れで座敷を確保し、味噌や中華そばに唐揚げ・アジフライを追加して分け合う。同じ店内で三通りの時間が並行して流れる眺めは、町のラーメン食堂ならではの光景だ。
食後の動線も、この店の立地を活かすと楽しい。そのまま鳴子方面へ抜けて温泉に浸かる、三本木方面の道の駅に寄って野菜を買って帰る、田尻の産直で加工品を仕入れる——大崎ならではの一日の組み立てが可能な起点として、記憶に留めておきたい一軒。逆に古川市街方面へ戻って喫茶で一服する、駅前の商業施設で買い物を済ませる、といった街中の動線にも馴染む。国道47号沿いという地の利は、単なる通過点を目的地に変える力を持っている。
古川清水という地名は、古川市街の西寄りにあたり、国道47号を鳴子方面に少し進んだあたりに位置する。周辺には産業道路や工業団地、農地が混在し、昼どきには近隣事業所からの人の流れが自然に生まれる立地。派手な特集雑誌に載るタイプではなく、地元の勤め人が「今日はホームランで」と当たり前に選ぶ、そういう継続力のある店だ。町のラーメン屋がひとつあることの安心感を、改めて教えてくれる存在だと思う。
利用シーンの提案としては、平日ランチの単品使い、休日家族連れの定食使い、鳴子帰りの遅め昼食使い、部活帰りの高校生の腹ごしらえ使い、といった幅広い組み立てが想像できる。夜営業がない代わりに、昼の枠が濃く運用されている感触があり、狙って行けば外れが少ない。「今日はガッツリ」「今日は軽く」の両方に応じてくれる店を、大崎市古川の国道沿いに一つ持っておくことは、生活の落ち着きに直結する。この一軒はその役目を確かに果たしている。
店舗情報
- 住所
- 宮城県大崎市古川清水字新今新田3-1 地図で見る
- 電話
- 0229-26-4450
- 営業時間
- 11:00〜14:30 ※変動の可能性あり
- 定休日
- 月曜(祝日の場合は翌火曜)
- 駐車場
- あり(15台・国道47号沿い)
- 公式サイト
- oosaki-dream.net で見る
- SNS
※営業時間・定休日・メニューなどは変わることがあります。最新情報とご予約は各店の公式のご案内でご確認ください。 記載の誤り・修正・削除のご依頼は 運営者情報 からどうぞ。
