大崎のスイーツ・和洋菓子

カルン ザ・ビッグ鹿島台店

鹿島台・ケーキ・洋菓子 / 古川太郎

鹿島台ケーキ・洋菓子駐車場ありほぼ年中無休公式サイトあり

電話する地図で見る公式サイト

  • 鹿島台木間塚字小谷地295-1
  • 0229-56-7015
  • 9:30〜19:30 頃とされる(ザ・ビッグの営業に準じる。変動の可能性あり)
  • 無休とされる(施設に準じる)
  • あり(ザ・ビッグ鹿島台店の駐車場を利用)

JR鹿島台駅から線路沿いに少し歩いた先、木間塚のあたりでスーパー「ザ・ビッグ鹿島台店」の大きな青看板が見えてくる。その入口を入ってすぐ、日用品や食品のコーナーの手前で、色とりどりのケーキが並ぶショーケースが目に飛び込んでくる。カルン ザ・ビッグ鹿島台店だ。大崎市の中でも鹿島台は仙台方面へ通勤する家庭も多い落ち着いた住宅エリアで、そんな暮らしの導線にすっと溶け込む形で店が構えられている。スーパーの一角と侮ると、そのショーケースの本格さに少し驚かされる、そんな入り口の第一印象を残す店だ。買い物カゴを提げた人が思わず足を止めてしまう吸引力がある。

運営は宮城県内に複数店舗を展開する洋菓子カルン。北海道産の生クリームやバターを取り寄せ、苺は無農薬・無化学肥料栽培のものを選ぶといった素材選びの姿勢が案内されている。配合や焼き温度、焼成時間まで計算した「素材を生かす優しい風味づくり」が持ち味とされ、派手な奇抜さより「毎日食べても飽きない」バランスに軸足を置いているのが特徴だ。スーパー内出店という気軽さと、専門店らしい菓子作りの両立が、この店の面白いところだと感じる。作り込みの真面目さがショーケースの整い方からも伝わる。

ショーケースを覗くと、季節のフルーツを乗せた生ケーキ、マロンやマスカットのタルト、チーズタルト、チョコタルトなどが並び、その隣にフロランタン、アップルパイ、わらじパイといった焼き菓子が控える。シュークリームやロールケーキ、チョコパイもあり、ちょっとした手土産にも普段のおやつにも選びやすい構成だ。価格は日常づかいしやすい水準に収まっている印象で、鹿島台エリアの家計感覚に馴染む値付けとされる。バタークリームの懐かしい風味のミルフィーユなど、素朴で優しい甘さの品も評判で、焼き菓子は日持ちがするため大崎市外への手土産用途にも選びやすい。

スーパー内という立地ゆえの気軽さと、ショーケース越しの丁寧な接客が両立しているのがこの店の魅力だ。贈答用の箱詰めや包装の相談にも応じてもらえるようで、スーパーの喧騒からケーキ売り場の一角だけが少し静かな空気に切り取られているような雰囲気がある。急ぎの手土産で駆け込んでも、箱の掛け紙やリボンの相談に応じてくれるとされ、贈答用途で使う際にも安心感がある。手渡す相手を思い浮かべながら選ぶ時間そのものが、この店の使い方の楽しみのひとつだ。

立地面の利便性は際立っている。ザ・ビッグ鹿島台店の広い駐車場をそのまま使えるため、車移動が中心の大崎市南部の生活動線にとても馴染む。田尻や松山方面から鹿島台へ買い出しに来るついでに、夕食のデザートやお茶菓子を一緒に買って帰る、といった使い方がしっくりくる。仙台方面への行き帰りに国道346号や県道を通ってくる際にも立ち寄りやすく、休日の家族外出の締めに顔を出す常連もいるようだ。買い物のついでという敷居の低さが、日常の中でスイーツを買う頻度を自然に押し上げる。

季節ごとの表情もこの店の楽しみだ。春はいちごや桜を意識した色合いの生ケーキ、夏はマスカットや桃を乗せた爽やかなタルト、秋はマロンや洋梨、冬はクリスマスケーキやチョコの焼き菓子と、鹿島台の四季に合わせて店頭の顔ぶれが移り変わる。誕生日や記念日にホールを予約する家族もいれば、平日夕方に一つずつピースを選んで持ち帰る近隣の常連もいる。クリスマスや母の日、バレンタインなどの季節催事に合わせた品揃えは特に賑わうようで、予約状況を早めに確認する常連が多いという声も聞こえてくる。

常連の使い方を見ていると、週末の買い出しに合わせて生ケーキを一つ、平日の夜に焼き菓子を数個、来客時に少し華やかなタルトを、といった具合で、生活の場面ごとに使い分けているのが分かる。ホールのバースデーケーキを予約する家族、勤め先への差し入れに焼き菓子の詰め合わせを選ぶビジネスマン、鹿島台の友人宅を訪ねる前に手土産を整えていく客など、動機の幅が広い。子連れの家族が「今日はどれにする?」とショーケース越しに相談する光景も、この店の日常風景の一部だ。

営業時間は9時台後半から19時半から20時ごろまでとされ、基本的にはザ・ビッグの営業に準じて年中無休で開いているようだ。ただしスーパー側の営業変更や臨時休業に合わせて動くため、遠方から出向く場合や、ホールケーキなどを確実に押さえたい場合は、事前に電話(0229-56-7015)で在庫や予約の可否を確認しておくのが安心だ。夕方以降は人気商品から順に品薄になる時間帯もあるので、狙いの品がある時は早めの時間に足を運ぶのが確実だろう。取り置きに柔軟に応じてもらえる、との声もある。

周辺との組み合わせでは、ザ・ビッグでの夕食の買い物と一体化させるのが最も自然だ。鹿島台の駅前散策と組み合わせて、駅近のカフェで一服してからスーパーに寄り、締めにカルンで菓子を選ぶ半日コースも成立する。田尻の加護坊山からの帰路や、松山方面のワイナリー訪問のあとに立ち寄って手土産をそろえる使い方も便利。仙台方面からのドライブ帰りに、鹿島台の穏やかな街並みを抜けて締めのケーキを買う動線も気持ちがいい。買い物と観光と手土産が一箇所で片付く利便性がある。

私は取材で鹿島台に足を運ぶと、帰りにここのタルトを一つ二つ持ち帰ることが多い。スーパーの喧騒からショーケース一つ分だけ静けさが切り取られたようなあの空間は、鹿島台という町の等身大の豊かさを象徴しているように感じる。大崎市の郊外で、地域の日常に馴染んだ小さな洋菓子店ほど、その土地の記憶と結びつくものはない。ハレの日ではなく普段の食卓に季節のスイーツを差し込む、その頻度を上げてくれる店として、この一軒は地味だが確かな役割を担っている。

他店との違いで言えば、地元密着の個人店の温度感と、複数店舗展開のチェーンの安定感を、同時に持っているのがこの店の立ち位置だ。菓子作りの土台は本店筋のノウハウで支えられており、その一方で店頭の空気は鹿島台の生活サイズにきちんと合わせられている。仙台の百貨店で洋菓子を買うのとも、道の駅で地元菓子を買うのとも違う、大崎市の暮らしの一部としての洋菓子店。その中間の絶妙な位置に、この店は静かに腰を据えている。

利用シーンを具体的に描くなら、平日夕方の食卓に季節のフルーツタルトをそっと差し込む使い方、週末の家族団らんにホールを一つ据える使い方、来客への手土産に焼き菓子の詰め合わせを選ぶ使い方、遠方の親戚への差し入れに日持ちのするフロランタンやわらじパイを選ぶ使い方など、動機を選ばない懐の広さがある。買い物ついでという敷居の低さと、専門店らしい品揃えの手厚さの掛け算で、鹿島台に暮らす人・訪れる人の両方に開かれた一軒として、これからも静かに支持を伸ばしていきそうだ。

店舗情報

住所
宮城県大崎市鹿島台木間塚字小谷地295-1 地図で見る
電話
0229-56-7015
営業時間
9:30〜19:30 頃とされる(ザ・ビッグの営業に準じる。変動の可能性あり)
定休日
無休とされる(施設に準じる)
駐車場
あり(ザ・ビッグ鹿島台店の駐車場を利用)
公式サイト
yougashikarun.com で見る

※営業時間・定休日・メニューなどは変わることがあります。最新情報とご予約は各店の公式のご案内でご確認ください。 記載の誤り・修正・削除のご依頼は 運営者情報 からどうぞ。


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