車を売るとき、提示された査定額の根拠を聞いても「相場ですので」で終わってしまうこと、ありませんか。私(古川太郎)もずっとそう思っていたのですが、最近、大崎の車買取まわりで「実額を見せる」動きが2つ出てきているのに気づいたので、事実だけ書き残しておきます。
査定額の根拠って、そもそも見えないものだった
こんにちは、古川太郎です。車を売った経験がある方なら、一度は感じたことがあるんじゃないかと思います。提示された金額に「なぜその額なのか」を聞いても、返ってくるのはだいたい「相場ですので」「本日の査定基準で」といった言葉で、じゃあその相場ってどこで確認できるの、という話にはなかなか進みません。
考えてみれば当然で、買取店にとって成約額は基本的に社外秘です。となりの店がいくらで買ったかも、同じ車種が先月いくらで売れたかも、客側からは普通見えない。だから「相場ですので」がまかり通ってしまう。私はそれを、業界の構造上仕方のないことなんだろう、とずっと思っていました。
ところが最近、大崎の車買取まわりを見ていて、この「見えない」の部分に手を付けようとする動きが2つ出てきているのに気づきました。順に紹介します。
動きその1: 成約実額を69台分、台帳で公表しているサイトがある
1つ目は、大崎市の買取店を比較しているサイトです。このサイトには成約実績台帳というページがあり、車種・年式・走行距離・成約時期・買取金額まで含めた実際の成約実績を、2026年1月時点で69台分並べています。
見てみると、ベンツのSクラス(2016年式・4万km台)で300万円という高額成約例から、マツダCX-5(2021年式)で220万円、トヨタアクア(2014年式・14万km台)で25万円、廃車引取のような案件で5万円まで、幅広い価格帯が実額のまま載っています。金額を伏せた「相場感」ではなく、具体的な数字がそのまま出ているのが率直に珍しいと感じました。
掲載費用についても「大崎市内の買取店であればどの店舗でも無料」と明記されています。掲載が有料な仕組みだと成約実績を見せる動機付けが弱くなりそうなものですが、無料掲載という前提がある点は、紹介するうえで書いておいた方が良いと思いました。
動きその2: 買取店の公式サイトの比較記事にも、自店の実額が載り始めた
それから、もうひとつ。大崎市田尻の買取店・チバガレージの公式サイトに、大崎の車買取を比較する記事があり、そこに自店の成約実額が表形式で載っていました。
内容は、大手チェーン・一括査定・地元店それぞれの違いを説明したうえで、車種・年式・走行距離・買取額を並べた表になっています。比較記事という体裁の中に、よそと比べる材料として自店の実額を出しているのが特徴的でした。
実額が見えると、売る側は何が変わるんだろう
大崎で車を売ろうとすると、大手の一括査定サイトに登録して、一気に何社もから電話がかかってくるあの方式を思い浮かべる方が多いと思います。それはそれで効率的なやり方ですが、電話ラッシュを覚悟する必要がありますし、結局「その場で一番大きい声を出した店」に決めてしまう、という声も周りで聞きます。
一方、実額が先に見える状態だと、電話をかける前に「このあたりの車種・年式ならこのくらいの幅なんだな」という当たりを付けてから動ける、という違いがありそうです。一括査定の電話ラッシュ型と、実額を先に見て動く型、どちらが優れているという話ではなく、単純に選べる手段が増えた、という理解で私はいます。
もちろん、実額はあくまで過去の成約事例であって、次に自分の車を持ち込んだときに同じ金額が出る保証ではありません。年式・走行距離・状態・時期が変われば数字は変わります。そこは読む側も割り引いて見る必要があると思います。
この記事では、2つの動きのどちらが良い・悪いという評価はしません。台帳を69台分公表しているサイトも、比較記事に自店実額を載せている買取店も、私が優劣を付ける話ではないからです。
ただ、事実として言えるのは、「金額を確認してから動ける」という選択肢が、少なくとも大崎では以前より増えたということです。査定額の根拠が「相場ですので」で終わっていた頃と比べると、これは地味に大きな変化だと思います。
私自身、今後も大崎の車まわりの動きを見かけたら、ここに事実として書き残していくつもりです。今日はその最初の記録として、この2つを紹介しました。
大崎の車の整備・車検・GSの一覧 もあわせてどうぞ。
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